漢字というのは面白いものである
そもそも
漢字は、約3500年ほど前、紀元前15世紀に中国大陸で作られたとされており
その成立や、構造には「六書(りくしょ)」があります
1:象形文字…物の形を象って作った漢字
2:指事文字…図や記号を使った抽象度の高い漢字
3:会意文字…象形文字や指事文字を意味で組み合わせた漢字
4:形声文字…象形文字や指事文字を意味と音で組み合わせた漢字
5:転注…意味を注釈し合う、意味のつながりで他の漢字に転用など…
6:仮借…文字を借りて同音の新単語を作る
※1~4の「四書」が漢字形成の方法で、5・6は応用方法
こうして作られた漢字は、時代によってその字体が変化していきます
1:甲骨文字…殷~周
2:金文…殷~漢
3:篆書(てんしょ)…秦
4:隷書(れいしょ)…秦~漢
5:草書(そうしょ)…漢~
6:行書(ぎょうしょ)…漢~
7:楷書(かいしょ)…三国六朝~
これらは、竹簡や木簡などに毛筆で書かれて、残されておりました
この漢字が日本に伝来したのは
西暦1世紀前後です
ここで
和語である「訓読み」に対して
伝来した字音である「音読み」が生じることになります
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
『 李 』
もちろんだ
これは
「すもも」と読むだろう
そして、この文字といえば
『 李下に冠を正さず 』
であろう。
「すももの木の下で冠をかぶりなおそうとして手をあげると、実を盗むのかと疑われるから、そこではなおすべきではない」
つまり
「人から疑われるような行いは、さけるべきである」
という意味だ…
これを
『 もっこ 』
だと…
「すもも」の解説に明確にあるように
「どこか果実の丸い可愛らしい様子や、甘酸っぱく瑞々しい雰囲気を連想させる…」
と
では比較してみよう
1:「すもも」
2:「もっこ」
どちらが、より「丸くて可愛らしい」だろうか…
いや、言わなくてもわかるだろう
そして、どちらがより瑞々しいだろうか…
これも同様である
そう
間違えたのである
いや、この解答を書いてくれた学生が…では断じてない
そう
この「李」という漢字を
「すもも」と決定した人間が
間違えたのである…
いや、それも正確ではないかもしれない
その時代においては「すもも」で精一杯だったのだろう…
それは仕方のないことであり
それもまた美しさでもある…
しかし…しかしだ
我々は進化を続けている…いや、進化を義務付けられており
また、その進化を止めることもできない
運命と宿命が見事に同居を決め込んでいるのだ
・・・
変えればよい…
変革を恐れてはならない…
真に恐るべきなのは
ただ朽ち果てていくこと…
・・・
「もっこ」
2019年…歴史が動いた瞬間である
同時に「丸子」で「がんこ」も気になる…
その下の「ふるさと」も
歴史はまだまだ塗り替えられ続けていく
( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
運呼
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